e-HOUSE| Smart House Project |Japanese
Satoshi Wada(SWdesign TOKYO)
Takahiro Terasawa(Architect7)
project for New life with EV in Machiya-Kyoto


マイクログリッドにおける電化ハウスのケーススタディ

私がミニマルで美しい住宅のデザインの必要性を感じたは、日常の暮らしの中での美意識がここ日本では失われつつあるように感じられるからです。日本の小さな家を禅などに見られる日本独自の思想ミニマリズムに基づきデザインができないかと考えました。そして時代の要求に対応する環境的に配慮された電化を伴った家のデザインの可能性です。そして組み立て、解体が容易で運搬可能なミニマルな仮設住宅をデザインできないかと模索中です。


こんな発想が、必要最小限ミニマルハウスのコンセプトです。そして私が描いているマイクログリッドに合わせた次世代の電化ミニマルハウス(以後e-House)へと展開しています。


マイクログリッドとは、スマートブリッドを構成する小規電力網のこと。従来の原子力・火力・水力などの大規模な送電網に頼るのではなく、小型分散型エネルギー(太陽光、風力、バイオマスなど)を結び、地域内で効率的に運用して電力の需給バランスを調整する地域電力ネットワークを言います。


この家のデザインの基本発想はEV開発に基軸がありました。そのEVは人の暮らしをつなげる役割としてのデバイスとし、そのデバイスを受け入れる暮らしの中心である家のデザインとの連携が大きな価値を切り開くと考えているのです。


最初に取り組んだのは、ガレージの見直しです。今の住宅設計ではガレージは軽視されがちです。一般的にガレージと家は切り離され 暮らしの中での接点はありません。そのガレージを電化しEVとセットにすることでエネルギープラントの役割を持たせたり、マイクログリッドの中のメーター となるスマートメーターの役割をガレージに持たせるまたガレージ自体をより趣味の部屋(例えばPCルーム)としての機能を持たせることでこれまでとは全く 違った役割を考えていのです。それは電化を伴ったe-ガレージコンセプトです。


スマートメーターとは、通信機能やほかの機器の管理機能を持つ高機能型の電力メーターを含んだシステムのこと。電力メーターに数10~100m程度の近距 離無線機能を組み込んで、エアコンや照明、温度計、セキュリティー機器といった家庭や事業所内の設備系機器を接続します。それにより電力メーターを介して 機器の稼動状況などをネットワーク経由で電力会社が管理するというもの。


これによりEVが移動としての道具だけではなく電気を持ち込んだり、持っていくデバイス(装置)としての役割を持つことになります。そしてスマートメー ターとしてのガレージ機能が家全体のエネルギーコントロールをする役割を持ち機能がミックスされるのです。またEVはこれまでの内燃機関のクルマのように 排気ガスを出したり、大きな音を伴うものではありません。そこではガレージと家との境界線をつくることなく1つの部屋としての1つの構成要素になり得るの です。


またこのプロジェクトは環境対策と地域性を生かすため、京都町家のプロジェクトデザインを実施しています。